ぬばたま
手折れぬはちすは、白妙の。 神の花弁を、あけに染め。
DATE: 2008/09/15(月)   CATEGORY: 独語り録
【天下布武】望月の、欠けたることも

望も近しい月あかりにもよく目立つ、その髪のいろを見つけて妾はまた七緒どのに行き会うたのかと思うた。不思議と此処でばかりよく会う殿御であったから。まわりには、例の仟渡忍たちの奇妙な気配が(妾もそろそろ慣れたものだのう…)あったこともある。
したが、まあ、兄の方じゃとはその装束の特徴やら手にした物騒な短筒を眼にしなくてもすぐに気付いた。

気付いてから――妾は、早いところ伝えておかねばならなかったことがあったと気付いて駆け寄ろうとして――思いっきり足先を柱に打った。
……これだから動きの侭ならぬ怪我はだいきらいじゃ…!!
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DATE: 2008/09/14(日)   CATEGORY: 独語り録
【天下布武】うちよせる波間
船着場で半ば放心して、行き交う船を眺めておった。
厳島に渡るか渡るまいか、否、素直に伊賀屋敷へもどって失敗したお役目についてのお咎めを受けるべきか…。
潮風が治りかけた擦り傷に沁みるなあ、と立ち上がって溜息をついたところで。風で何かを吸い込んだのか思い切り噎せ返っている殿御がおって――ああ、竹どのじゃ!

思わず懐かしゅうて、祭り以来だのう、と声をかけると竹どのは酷く驚いた様子じゃった。
――…この時に、妾は知らなかった。竹どのが、何と小早川の隆景さまの家臣となって共に妾を探してくれていた――などとは。
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DATE: 2008/09/13(土)   CATEGORY: 独語り録
【天下布武】水鏡夢幻
外傷といえば擦り傷のようなものばかりであったけど、あちこち骨がまずいことになったもので、お役目も続けられそうにもないししばらく厳島にもどって療養しようか――と久しぶりに馬を駆った先で、道に迷うた。

慣れたふりをして伊賀で山道に入ったのがまずかった、うん、ついでに芍薬か甘草のような薬草でも探そうかと暢気にかんがえて居たけれどもすでに夜にさしかかった。
――そろそろ道を戻らねば、まずいなあ。

今頃には、とうに港に着いているはずだったのに。溜息をついて、水音のする籔を抜けると危なく断崖にさしかかった――と、妾が驚きの声を上げる前に悲鳴が聞こえた。女人の声で、驚かせてしもうたかと傍にあったその姿をあわてて見返せば、見覚えがある。
北伊賀のお人じゃ、とはわかったがまた妾が名を思い出す前に、――ましろさん、と妾のあざなを呼んでくりゃった。
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DATE: 2008/09/12(金)   CATEGORY: 雑記
【雑記】一説で由来はアイヌ語のシュラウシ
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つなびぃでちょっと載せましたが
十月四日 うちから近い城で鬼小十郎まつりがあるんです
その午後からのイベントに 道明寺の戦い 片倉軍vs真田軍 って書いてあるんですよね。かたくなに伊達軍じゃないんだ…
いったいなにやる気なんだ白石城!十勇士が来たら黒脛巾組でたたかうんですか。そこで友情とか生まれちゃうんですか。それとそんなに真田さんちと絡みたくて仕方ないのかな!シアターにも出演してるし。駅前の小十郎プラザは伊達政宗と片倉小十郎と真田幸村のヒーロー缶売ってたし。
(いやでも実際縁のある寺とかやたら多いですけど。ジュニアが娘さんと結婚してるし)
ちなみにシアターは朝十時から行くと二本続けて見れます。一日四回しかやりません。
一つは戦国でなくて奥羽越列藩同盟ネタですが。

●まだ書いてない邂逅録リスト
【牛鬼滝/鶴織さま】
【船着場/世良田竹信さま】
【望楼館/六依さま】
【割烹・喜楽屋/水月さま】
【望楼館/服部半蔵さま】
【伊勢参道/小早川隆景さま】
お構いいただきまして有難うございます!
…あれ、これまとめて書いているうちに、他にまた増えてますがッ…。

以下、チャットにまつわるただの雑談です
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DATE: 2008/09/11(木)   CATEGORY: 独語り録
【天下布武】月映しの杯
会えない事はさびしかったけれど、会う事はこわかった。
けれども、今は――はやく、探しに行かなければ。

月の夜の、其処に居るだろうということは水鏡の呪法で探り当てた。この方法は唐国でいう明鏡術にひとしいと、むかし道順が教えてくれたことがある。
術が錆付いていなかったのか偶然かは知らぬけれども、とにかく見定めたとおりに望楼館のその上で、――…真田どのはたったひとり杯を傾けていた。

服部さまには、このとのさまを――討つよう命じられておる。
格好の機会だと、そう思うべきであったろうか。…そのことさえ知っているはずなのに、背中を向けたままどこにも妾の接近を撥ね退けるような気配はない。
たえきれず声をかければ、久しいな、と一つ応じる声がかえってきた…。
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